医学・薬学

iPS細胞って何?

どうもmasaです。

今日もお疲れさまでした。

今日は巷でにぎわっているiPS細胞とは何ぞやということについて書きたいと思います。

今頃かよと思うかもしれませんが、意外にiPS細胞といわれて詳しく話せる人って少ないと思うんですよね。生物好きな学生とか科学を専門としている人でないと。

 

iPS細胞って何?

iPS細胞とは

 

iPS細胞とは「人工多能性幹細胞」のことです。英語では「induced pluripotent stem cell」と表記しますのでこの頭文字をとってiPS細胞となります。この細胞は適当な条件下で培養すれば無限に増殖でき、あらゆる細胞(筋肉、血液、皮膚、心臓など)に分化(変身)することができます。山中先生がこの細胞の作製に成功しました。

 

iPS細胞の作り方

体細胞(皮膚の細胞など)にある因子を導入することで樹立されます。ある因子とは山中因子と呼ばれている4因子(Oct3/4(オクトスリーフォー)・Sox2(ソックスツー)・Klf4(ケーエルエフフォー)・c-Myc(シーミック))です。これらを細胞に導入するとiPS細胞ができます。導入方法としては基本的にはウイルスを使います(レトロウイルス、レンチウイルス、アデノウイルスなど)。

 

iPS細胞のできた背景

iPS細胞のできた背景としてはアフリカツメガエルの体細胞の核を受精卵に移植したところ正常な卵割が起こったということが有名です。この事実から、受精卵の中には体細胞の遺伝子を初期化する因子が存在することが示唆され、それを山中先生が発見したということです。

 

iPS細胞に似た細胞であるES細胞とは

ES細胞とは受精卵の卵割してできたもののうち胚盤胞と呼ばれる部位から樹立した細胞で、iPS同様無限に増殖し、すべての細胞に分化する能力を持っています。

ES細胞と比べてiPS細胞が画期的な点

ES細胞は受精卵から樹立するため、倫理的な問題がありましたが、それを回避しているという点が画期的です。しかもiPS細胞は患者自身の細胞から作製されるため、拒絶反応が起こりにくいという点が有利です。

iPS細胞の使い道

これが一番気になるところだと思いますが、iPS細胞は再生医療という分野で活躍します。

iPS細胞は適当な条件下に置くことで、様々な細胞に分化させることが可能なため、患者自身から心筋細胞を作ったりして、それを移植するということが可能になります。

実際臨床試験も進んでおり、大阪大学医学部が心臓治療にiPS細胞を使うということが最近ニュースになっています。今回は心臓病の治療においてですが、今後はパーキンソン病や脊髄損傷などの治療にも使われていくことが決まっています。

まとめ

今後iPS細胞の安全性実用性が明らかになっていけば、様々な病気の治療が可能になってくると思われます。今後のiPS細胞の動向には私も注意していきたいと思います。今回の記事が少しでも皆さんの理解の手助けになっていれば幸いです。

それじゃーばいびー!
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masa
こんにちは、masaです。 阪大薬学部出身です。できる限り皆さんのお役に立つ、面白い記事を書いていこうと思っています。よろしくお願いします。 詳しいプロフィールはこちら