医学・薬学

バイオ医薬品について

どうもmasaです。

今日は暑いですね。

今日はバイオ医薬品について語りたいと思います。実は私はプロフィールにも書きましたが薬学部出身で一時期研究にも携わっていたので少し知識はあります。そこでバイオ医薬品の歴史とはどういうものかについて簡単に伝えられたらと思いました。

バイオ医薬品の歴史

日本においてもっとも初期に承認されたバイオ医薬品はインスリンです。インスリンは血糖値を下げるたんぱく質として同定されました。1930年代に欧米の製薬企業から糖尿病の特効薬として発売されました。しかし、当時は牛や豚のすい臓から抽出されたインスリンを使っていましたがこれはとれる量が限られており、問題が山積みでした。そこでとれる量の問題を解決したのが製薬企業のイーライリリーで大腸菌にヒトインスリン遺伝子を導入し大量発現させるという方法で量の問題を解決しました。そしてついに1982年に「世界初のバイオ医薬品」として販売を開始しました。このような手法で生産されるバイオ医薬品にはほかに赤血球を増やす作用として知られるエリスロポエチンや白血球の減少を抑制することで知られる顆粒球コロニー刺激因子も続々と開発され、市場に出回りました。そして第二世代のバイオ医薬品である抗体医薬品が出てきました。現在は、タンパク質のかわりに「特定の立体構造をもつRNA(アプタマー)」を利用した第3世代のバイオ医薬品開発も進んでおり、「2010年代末までに、世界の新薬の30〜50%が、バイオ医薬品で占められる」との予測がなされています。

抗体医薬品について

抗体医薬品とは

抗体医薬品は特定の受容体に作用することで作用します。標的となる分子を中和することで作用するのです。

抗体医薬品の例

例としましては乳がん細胞ではHER2レセプターというものが存在するのですが、これが作用すると細胞が増殖しがん化するのですが、そのHER2レセプターに結合し、リガンドが結合できなくなり、その結果増殖シグナルを抑制することでがんに効くというものです。
他にも例を挙げると関節リウマチ患者さんの体内には、大量のIL-6という物質が作り出され、関節のこわばり、痛み、はれ などの症状を引き起こしています。 この抗体医薬品は、細胞の外側の膜、あるいは細胞の外側(体液中)の「IL-6レセプター」という目印に結合することでIL-6の細胞の核内へ伝える信号を ブロックし、関節リウマチの症状を改善します。

抗体の作り方

一般的にモノクローナル抗体は、抗体を作り出すB細胞と、無限に増え続ける能力を持った特殊な細胞(ミエローマ細胞)を融合した細胞(ハイブリドーマ)から作られます。このように抗体作成能無限増殖能を持った細胞を作製する事で、大量に抗体を作ることに成功しました。この細胞を使用してモノクローナル抗体は作製されています。

まとめ

どうですか、バイオ医薬品の事を全く知らなかった人も少し理解を深めることができたのではないでしょうか。

医療が発展すればより充実した社会が出来ると思うので、医療のこれからには期待ですね。

それじゃーばいびー!
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ABOUT ME
masa
こんにちは、masaです。 阪大薬学部出身です。できる限り皆さんのお役に立つ、面白い記事を書いていこうと思っています。よろしくお願いします。 詳しいプロフィールはこちら