[yswp_speech_balloon type="r" name="masa" image="http://aimar1025.sakura.ne.jp/wp-content/uploads/2019/05/20181211_092451.jpg "]どうもmasaです。[/yswp_speech_balloon]
久しぶりの投稿です。意外にこのブログを見ている人が多いのでびっくりしています。
皆さんいかがお過ごしでしょうか?私は完全に社畜生活を送っておりますw
まあこんなご時世ですので、働く場所があるだけありがたいのですが。。。
それでは本題に行きたいと思います。今日は科学者とはという題で自分の考えを述べたいと思います。先に断っておきますが、私はプロの科学者ではありません。一時期それを目指していた時期もありますが、挫折しました。
理由は科学(サイエンス)、科学者(サイエンティスト)が何かわからなくなったからです。そんな自分がこんな大それた題で意見を述べるのも恐縮なのですが、ほんの少しでもこれから科学者を目指す人の役に立てればと思い、書くことにしました。
科学者の仕事
まず、科学者の仕事とはということですが、これは実験を行い、論文と学会で発表するということだと思います。やはり最終的には社会に還元しないといけないと思うので、どんな形であれ発表しないといけないと思います。だから、まれにいますが、論文を出さない研究者とかはプロではないのかもしれません。(もちろん間接的に科学に貢献しているのかもしれませんが、やはり直接的には仕事をしていない気がします。かくいう僕も論文を自分で書くというハードルを越えられませんでした。)
科学者の仕事サイクル
次に具体的にではどうやって論文を書くかということだと思いますが、これは少し抽象的になりますが、以下の流れになると思います。
まず、理論(ストーリー)、仮説を立てる→実験を組み立てる→実験する→観察する→結果を考察する・ディスカッションをする→仮説を立てる→・・・という繰り返しです。
そして、これをある一定期間行ったものをまとめたものが論文ということになります。
科学者にとって必要な能力
そして、科学者にとって必要な能力とは何なのかを自分の気づいた範囲で述べたいと思います。
まずは論理的思考力。これは必須だと思います。論文というのは証明にも似ていて、論文を読む人を説得しないといけないので、論理的に考え、記述する能力が必要だと思われます。
次に観察力。私は大学院で仕事をしているときに尊敬する助教の先生に注意されたことがあります。それは、実験しているときに、単なる作業になるなということです。特に初めてその実験をするときは、しっかりエッペン(試薬を混ぜるチューブのようなもの)の中で起こっている事象について考えながら実験をしなくてはなりません。これは仕事にも通じますが、早く行うことも大切ですが、一つ一つのステップを丁寧にすることが必要です。
次は文章力だと思います。これは文章を読む力も書く力もです。研究者は日常的に論文や専門書を読まなくてはいけないので、読解力は必須です。書く力は言わずもがなですが、先ほども述べたように科学者の仕事は論文を書くことです。なので文章を書く力が絶対に必要です。また科学者は論文だけでなく、研究費をもらうために報告書のようなものを書いたりもしないといけないのでライティング力は絶対的に必要なのです。
そして英語力。今や、どの職業でもそうですが、特に科学者の相手は世界です。なので、世界標準語である英語は必要です。(ただ勘違いしてほしくないのは、日本語ありきの英語力ということです。まずは日本語を大事にすることが大事だと私は考えます。)
ディスカッション力も必要です。大学院では定期的に文献ゼミや実験ゼミといい、自分の行ったことをディスカッションする場があります。ここで、多くの人の意見を参考にすることで、自分の考えを広げることができます。
最後に、アウトプット力、表現力です。やはり、自分の中ですごい考えを持っていても、ほかの人に伝えることができなければそれは証明にはなりません。(まれにすごすぎる発見でほかの人がすぐには理解できず、時間がたってから理解されるということもありますが、例えばマリス博士のPCRとか。)表現方法にはいろいろありますが、グラフにするとか、パソコンを使ってやるとか、そういった選択をする力が必要だと思います。
上では当たり前すぎて書きませんでしたが専門知識ももちろん必要です。しかし、知識をたくさん持っていても上記の能力がなければだめだと思います。私の尊敬する助教の先生もそうですが、一流の科学者は頭を使う仕事であれば何をしても成功すると思います。実際研究者から経営者になっている人もいっぱいいます。それはやはり知識だけではなく、上記の能力が秀でているからです。
まあこう書きはしましたが、本当に大切な力は”本質を見抜く力”と”一つのことを長く続ける力”だと思います。
プロの科学者になるには
では科学者のたどる一般的な道について書きたいと思います。
もちろん例外はありますが、基本的には大学に行き、大学院に進み、修士課程を修めることです。これでまずは第一関門突破。ここから企業の研究者になるか、博士課程をとるため大学に残るかの選択です。
まだ、日本では博士課程よりも大企業で研究者になったほうが、お金も入るし、いいのではないかと考える人も多いと思いますが、アメリカとかではやはり博士課程をしっかり修めた人間のほうが圧倒的に評価されるみたいです。
ただ日本の博士課程に対する扱いがあまりよくないためか、本当に優秀な科学者が修士で企業に行ってしまうところを大学院時代見ました。ここは本当に変わってほしいと思います。博士課程の人間に給料与えるとかして少しでも金銭的な問題を解決するとかです。
今日は偉そうに科学者でもないのにこんなことを書いてしまいました。本当の科学者の方々からしたら見当外れだと言われてしまうかもしれませんが、これらが私が短い期間勉強して感じたことです。
尊敬する科学者
最後に私の尊敬するオネスト・サイエンティストを紹介して締めたいと思います。私の尊敬する科学者は、マリスとアインシュタインです。どちらもノーベル賞を取っており、めちゃめちゃすごい人であることは間違いありません。
なぜ多数いる優秀な科学者の中でこの二人を選んだのかということですが、それは二人ともまっすぐな道で科学者になっていないということ。アインシュタインは、教授に嫌われ、一度アカデミックから離れて、アルバイトをして生計を立てている時期もありますが、勉強を続け、認められました。マリスもハンバーガーショップで働いた時期もあります。
しかし、この二人にさらに共通するのは常にサイエンティストとしてあり続けたことだと思います。様々な外からの影響を受けながらも、決して諦めず、自分の道を究め続けたことだと思います。(マリスとアインシュタインのことについては別記事で詳しく書いてます↓)
まとめ
小保方さんの事件とか、本庶先生のノーベル賞受賞などいい意味でも悪い意味でも科学の世界がクローズアップされていますが、科学(サイエンス)という世界は本当に楽しいものだということは間違いありません。これから先多くの人が科学に興味を持ち、日本から偉大な科学者が輩出されることを切に願います。
長文失礼いたしました。
[yswp_speech_balloon type="r" name="masa" image="http://aimar1025.sakura.ne.jp/wp-content/uploads/2019/05/20181211_092451.jpg "]それじゃーばいびー![/yswp_speech_balloon]
私はそれほど賢くありません。ただ人より長く一つのことに付き合ってきただけなのです。
アインシュタインの言葉です。もちろんアインシュタインは賢く天才だと思いますがやはり続けることが大切なのですね。