[yswp_speech_balloon type="r" name="masa" image="http://aimar1025.sakura.ne.jp/wp-content/uploads/2019/05/20181211_092451.jpg "]どうもmasaです。[/yswp_speech_balloon]
お仕事お疲れ様です。
皆さん休日はいかがお過ごしでしょうか。
夏がそろそろ終わり、秋がやってきますね。秋といえば読書、読書といえば読書感想文w
ちょっと無理がありますかね💦
私は趣味に読書があるのですが、お勧めの本が結構あります。
なので読書感想文として皆さんにお伝えできたらいいなと思い、これから読書感想文を書いていきたいなと思っています。
ちなみに読書感想文の書き方は☟を参考にしました。
今回読んだ作品は恩田陸さんの蜂蜜と遠雷です。
それではどうぞ。
30代のおっさんが読書感想文を書いてみた~蜂蜜と遠雷/恩田 陸~
この本の作者とテーマ
今回読んだ蜂蜜と遠雷の作者は恩田陸さんです。恩田陸さんといえば、夜のピクニックが本屋大賞をとったことで有名だと思います。早稲田実業出身の方で、もともと本を読むのが好きで、それに飽き足らず、会社を辞めて作家になったという人です。
今回のテーマはピアニストとコンクールで、あるピアノコンクールの話がテーマとなっています。
この本を買おうと思ったきっかけ
この本を買おうと思ったのは本屋でたまたま面白い小説はないかと探していると、表表紙がきれいな本があったので手に取ると恩田陸さんの作品となっていました。夜のピクニックでも彼女の作品が面白いと思っていたのと直木35賞と本屋大賞を同時受賞は初めてという売り文句にミーハー根性の私はひかれてしまいましたw
あらすじ
本の背表紙の解説を引用します。
蜂蜜と遠雷/恩田 陸
近年その覇者が音楽界の寵児となる芳ヶ江国際ピアノコンクール。
自宅に楽器を持たない少年・風間塵16歳。かつて、天才少女としてデビューしながら突然の母の死以来、弾けなくなった栄伝亜夜20歳。楽器店勤務のサラリーマン・高橋明石28歳。完璧な技術と音楽性の優勝候補・マサル19歳。
天才たちによる、競争等言う名の自らとの闘い。その火蓋が切られた。
年齢、国籍も違う天才がピアノという一つの芸術をかけてピアノコンクールで競いあうというストーリーです。ほぼすべて一つのコンクールが舞台となっています。
実際この本を読んで思ったのが、コンクール一つをよくここまで面白く描けるなということでした。一次予選から本選まで描かれているのですが、この内容だと単調になりがちな気がするのですが、全くそうさせないのが恩田陸さんのすごいところだと思います。
夜のピクニックも読みましたが、あの作品も同じような魅力がありました。
この本を読んで感じたこと
まずこの本を読んで感じたことは、リアルさがすごいということ。登場人物の心理や行動が上手くかつリアルに表現されているということ。そのため本当に自分がコンテスタントになったり、観客になったかのように錯覚するほど物語に引き込んできます。
一つ引用しますが、本物の天才である栄伝亜夜に対しての愚直に音楽を続けてきた高橋明石の心の声です。
そう、当然だ。彼女はあちら側の人間なのだから。才能のある、選ばれたほうの人間。ずっとファンだった。アイドルだった。本物の音楽家。
天才に対する凡人の様々な感情がこもった心の声を短い文にシンプルに表現されていると思います。自分も凡人なので高橋明石の気持ちに感情移入してしまいました。この作品では恩田陸さんのこういった表現力が随所に見られます。
あともう一つすごいなと思うのが、夜のピクニックにも感じたのですが、日常的なことをすごく生き生きと描いているなということ。読んでて次の展開が気になり、ほんとにワクワクします。
この本を読んで面白いと思ったところ
この本を読んで面白いと思ったのは、三次予選がもっとも長く描かれ、最後の本選はすっきり書かれていたところです。クライマックスへ向けて盛り上がり、最後無駄なくすっきりまとめれているため読んだ後味、読後感みたいなものがとてもよかったです。
まさに食事に例えると”ピアノコンクールにおける天才たちの競演”というフルコースを食べさせてもらった気分です。
あといろいろな視点から描かれているのも面白かったです。いろいろなコンテスタント視点から描かれているため、読んでいて飽きなかったです。
この本を読んで学んだこと、心の内面の変化
ステージでの一瞬の輝きと観客との共感のために地味で血のにじむような努力を続けているピアノコンテスタントというものを知ることができました。競争は英語でコンピートなのですが、この言葉の由来は競うではなく追及するという意味なのです。
まさに天才たちがピアノという一つの芸術を自分の才能すべてをかけて追及しているところがこの本で表現されていました。
そして自分は凡人ですが、少しでも何かに没頭し、追及したいと感じさせてくれました。
まとめ
いやーほんとにおもしろい作品でした。今年読んだ中、いや今まで読んだ中でもかなり上の部類に入ると思います。間違いなく万人にお勧めできる作品ですね。
アクションのようにハラハラドキドキみたいなものうすいかもしれませんが、心をきれいにしたいときに読むと心がかなりすっきりし、没頭することや追及することが見えてくるようになると思います。
それでは簡単にはなりますが30代のおっさんが書く読書感想文でした。
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