
皆さん将棋ライフはいかがですか?
今日は必至問題について考えていきたいと思います。
将棋は必至ができるようになれば上達する
詰めろと必至の違い
詰めろとは次に玉を詰ませますよという状態のこと。
例えば下の図を見てください。
次に5二銀と指せば詰ますことができるので、この状態は詰めろです。
それに対して必至は次にどう応じても詰ませられる状態のことを言います。
先ほどの例では6一玉や4一玉に逃げれば詰ませられなくなるので、必至ではありません。
次の例を見てください。
この状況の場合、どう応じても次の一手で詰みになるので必至ということになります。
簡単に言うと詰めろのパワーアップしたものが必至となります。
一手詰め
いきなり必至の勉強をするのは無謀なので、級位者の方はまず一手詰めから勉強するとよいと思います。
頭金、尻金、吊り桂などの基本手筋を勉強すると、どういう形にもっていけば次に詰みになるのかということが
わかるようになります。
一手詰めなんて簡単すぎるよと思うかもしれませんが、三手詰めを解くと難しいという方は大体一手詰めの形が体に染みついていない場合が
多いです。私も三手詰めが難しいと思い、恥を捨てて一手詰めを解いていたら、そのあと三手詰めに戻ったらスムーズに解けたという
経験があるのでぜひ一手詰めを解いてみてください。
一手詰めの勉強には「一手詰めハンドブック」がお勧めです。
三手詰め
一手詰めが簡単に解けるようになってきたら次は三手詰めに進んでください。
将棋では三手の読みが大切といわれるように、自分がこうして、次に相手がこうするので、自分はこうするという三手の読みができるように
になると将棋は一気に上達しますし、面白くもなります。
三手詰めの勉強にも三手詰めハンドブックがお勧めです。
一手必至
三手詰めが簡単に解けるようになってきたらようやく必至問題が解ける準備が整った状態ですので必至問題にもチャレンジしてみましょう。
例えば次の必至問題を解いてみましょう。(寄せの手筋200から引用)
この問題の答えは4三銀です。
考えるのは以下です。
1.4一玉、6一玉なら頭銀です。
2。1二飛、4二金も5二銀とすれば数の有利で詰ますことができます。
このように必至問題の場合複数のパターンを考慮して解くことになるので、
三手詰めが解けるようになってから挑戦してみましょう。
必至の問題を勉強したいなら寄せの手筋200がお勧めです。この本に書いてある必至問題をマスターすれば初段レベルになれるといっても
過言ではありません。
必至問題の勉強法
では次に必至問題をどのように勉強したらいいかについて説明したいと思います。
必至問題の勉強法としては、わからなかったら解答を見て学ぶのがいいと思います。
というのも必至問題は、読む候補手がたくさんあり難しいのでいきなり自分の頭で考えようとすると
挫折してしまいます。
なのでまずは解答を見てどんなパターンがあるのかをまなぶのがよいとおもいます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今日は必至問題について取り上げていきました。
必至問題は難しいですが、棋力の向上にはかかせないのでぜひ取り組んでみてください。
