私は将棋を30代になってからはじめ、この度将棋ウォーズで初段になることができました。
そんな私ですが、ここまでの道のりは険しいものでした。
何を勉強したら強くなるのかわからず闇雲に勉強している時期もありました。
しかし、そんな中で感想戦というものをするようになってから劇的に棋力が向上したので、その必要性について解説します。
それではどうぞ。
Contents
【将棋初心者必見】感想戦はするべきか、否か。
感想戦とは
感想戦とは、対局が終わった後にさした手についてあれこれ検討することです。
プロの対局でも対局後に棋士が駒を動かしながら検討していますよね。
あれです。二人でやることもあれば一人でやることもあります。
感想戦は絶対必要
結論から言いますと感想戦は絶対必要です。
というのも人間はミスしたことを反省しないと強くはなれないからです。
自分がなぜ負けたのかを負けた直後に振り替えることで、記憶が定着するのです。
しかも対局相手と検討することで相手が何を考えていたかもわかるので、次の対局の参考になります。
激指しを使った検討がおすすめ
もちろん感想戦は対局した二人で行うのがいいのですが、ネット将棋が普及した昨今では相手が近くにいないこともあり得ます。
そんな時におすすめなのが、有料PCソフト「激指し」の検討モードをつかった方法です。
激指しには検討モードというのがありまして、棋譜を打ち込むと、最善手や次善手などの候補手を出してくれます。
なので自分の指した手が好手なのか悪手なのかを判断するのに便利です。
しかも評価値もでるのでどこで形勢がよくなったか、または悪くなったかを調べることができます。
具体的な感想戦のやり方としては、
- 悪手を探す
- 形勢を損ねた部分を探す
です。
悪手を探す
悪手とは自分が悪い手を指すということですが、負けた将棋には必ず、悪手というものが存在します。
なので検討モードを使って、第5候補手にも入っていない手を探しましょう。
これをすることで、次からその悪手を指しにくくなり、棋力向上につながります。
形勢を損ねた部分を探す
負け将棋には形勢を損ねた場面というものが必ずあります。
そこを調べることで次から形勢を損ねにくくなります。
この時重要なのはなぜ形勢を損ねたかの理由です。
形勢を損ねたということは悪手を指したということなので、何が悪かったかとどういう手を指せば形勢を損ねなかったかまで深堀するようにしてください。
二人で感想戦するときはマナーを守って
一人で検討するのも力になりますが、やはり二人で感想戦するほうが得るものも大きいです。
ただ感想戦するときはマナーを守って行いましょう。
ここでいうマナーとは、必ず相手の好手をほめるというのと、悪手を指摘するときはその理由や、それに代わる手を教えてあげるということを徹底しましょう。
誰でも好手をほめられるのはうれしいものですし、ただ悪手をいっぱい指摘されてもやる気を失うだけだからです。
悪手も理由が納得できるものであれば素直に受け入れられますよね。
あと相手からの指摘は素直に受け入れましょう。
自分の手が悪いといわれるのは嫌なものですが、次からそれをしなければいいだけの話なので、受け入れたほうが得です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
感想戦は必ずやったほうがいいですし、すれば将棋がさらに面白くなるものでもあります。
ぜひこの記事を参考にしてみて、感想戦を楽しんでみてください。
それでは将棋ライフを楽しんでいきましょう。