私は30代から将棋をはじめ、数年で初段となり、そこから一年で二段となりました。
そんな私ですが、将棋をやり始めたころに悩んだのが戦法選択です。
将棋にはたくさん戦法があり、どれも一長一短なので、何から学ぶのがよいかわかりにくいです。
そんな中でも初心者の方にとって最初に学ぶ戦法において最もおすすめなのが棒銀と四間飛車です。
その辺理由について解説していきたいと思います。
それではどうぞ。
【将棋初心者必見】最初に選ぶ戦法は棒銀か四間飛車がよい理由
居飛車なら棒銀、振り飛車なら四間飛車
将棋をやっていて最初に悩んだのがいろいろ指し手がありすぎて何を指していいかわからないということです。
なので、まず何を指すかの方針を定める意味でも戦法選択は重要になります。
やはり居飛車なら棒銀、振り飛車なら四間飛車がいいと思います。
まず棒銀ですが、これは銀をずんずん前に進めて、飛車先を突破しようという作戦です。
この作戦のいいところはとにかく狙いが単純だというところです。
銀を前に進めて飛車先を突破する、これだけです。
ただこれだけなのですが、それでも色々受けがあったりして複雑化するため、プロでも採用されるくらい息長く使える戦法です。
しかも破壊力が抜群のため、これを覚えるだけでまず初心者には負けないようになります。
さらに棒銀を覚える上で、歩をおとりにして、銀を前に進めることや数を足して攻めるといった将棋において大事な考え方が身につきます。
そういう意味でも棒銀から覚えるのは理にかなっているのです。
なので居飛車なら棒銀を覚えるのが一番いいです。
次に振り飛車を選択した場合ですが、これは四間飛車がいいと思います。
四間飛車とは飛車を四筋に振り、美濃囲い憎むという戦法です。
こちらも棒銀同様狙いが単純です。
飛車を四筋に振り、美濃囲いに組むというだけです。
しかし単純ながらもこの美濃囲いというのがとても固く、これを覚えるだけでなかなか初心者の間では簡単には負けにくくなります。
さらにやはりプロ間でもかなり人気の戦法で、プロになっても使えるくらい奥深い戦法でもあります。
あと四間飛車をお勧めする理由は良い棋書が豊富にあるということです。
四間飛車といえば藤井猛九段というくらい四間飛車の代名詞になっていますが、藤井九段が四間飛車についての多くの棋書を出しています。
しかもこれらの棋書が本当に素晴らしくわかりやすいです。
なので四間飛車を選んでおけば勉強に困ることがほとんどありません。
とにかくこの二つの戦法は狙いが単純だけれども奥深いという初めに学ぶには最も優れている戦法なのです。
棒銀、四間飛車を学ぶ上でおすすめの棋書
やはり戦法は棋書で学ぶのが一番です。
自己流でいろいろ試すというのもありですが、お手本がありさらに解説があるほうが効率的に学ぶことが出来るのでお勧めです。
そんな中でおすすめしたい棋書があります。
まず棒銀ですが、これは何でも棒銀です。
この本は非常に簡単にわかりやすく棒銀の指し方が書いているため非常におすすめです。
まず最初はいろんな変化を書いてある本よりもよく出てくる指し方が書いてある方がいいと思いますので、この本を勧めます。
そして四間飛車は四間飛車上達法一択でしょう。
この本は藤井猛九段の本ですが、とにかくわかりやすく、どうして四間飛車がおすすめかということや、指すうえでの基本についてしっかり書かれています。
この本を熟読し何度も繰り返し読むだけでも四間飛車に対してのかなりの理解が得られると思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
まず最初に悩む戦法選択。
その選択の助けにこの記事がなっていれば幸いです。