私は将棋を30代になってから始め、この度将棋ウォーズで初段になることができました。
いきなりですが、棒銀で困ってはいませんか。
棒銀は将棋においてに人気の戦法ですので相手に使われることも多いと思います。
特に初心者同士の戦いだと棒銀に一気に攻めつぶされるということが多々あると思います。
なので棒銀に対策しておけば勝率がアップすると思いますのでぜひこの機会に対策していきましょう。
それではどうぞ。
Contents
【将棋初心者必見】棒銀の狙いとその対策
棒銀の狙いとは
まずは棒銀の狙いについておさらいしましょう。
相手が何を狙っているかがわからなければ対策できないですからね。
棒銀の狙いは簡単にまとめると三つです。
- 飛車先突破
- 銀交換
- 端からの攻め
です。それでは以下で具体的に見ていきましょう。
飛車先突破
飛車先突破とは下のような図面の状態です。
銀をずんずん前に持っていき、飛車と銀の数の攻めで突破しようというものになります。
この状態になってしまうと棒銀成功で、歩で一見銀の侵入を防いでいるようですが、銀になりこまれ、金でとるけど逆に飛車で取り返されるということになります。
しかも竜ができてしまいます。
この問題点としましては角の頭は弱いということと相手が飛車と銀という二枚の攻めであるということです。
銀交換
もう一つは銀交換です。
角の頭を銀で守ろうという考え方から、図のように銀で守ります。
ただこの場合もやはり攻められ銀を交換することになります。
この場合相手は銀を手持ちにし、逆に自分は守りが弱くなってしまっているので、不利という形になります。
ただ最近ではAIの研究からそれほどこの場面が不利ではないことがわかっています。
端からの攻め
最後は端からの攻めです。銀の侵入が嫌なので、端歩をついたらどうでしょうか。
しかしこの場合も無理からこじ開ける手が成立してしまいます。
端歩をつき、それを銀で取り返すという手です。
一見銀と香車の交換なので駒得のように見えますが、香車を使われたりします。
棒銀の対策
これらが棒銀の狙いでした。
次は棒銀の対策をしていきたいと思います。
まず棒銀の対策としては三つ。
- 数の受け
- 銀を引く
- 端歩をつかない
数の受け
まずは数の受けです。
相手が棒銀しそうだなと思ったら、以下のように角を四筋に持ってきてください。こうすると守り駒の枚数が多いので相手が失敗します。
もし銀が進出してきて、銀を飛車でとっても角で飛車を取り返せるので駒得です。
銀を引く
これはシンプルに争点をずらすということになります。
銀がそこにいるので交換になるので、銀を引いてしまおうという作戦です。
銀で攻めてきたら以下のように銀を引いてしまいましょう。
こうなると銀が立ち往生してしまいどうしようもできなくなります。
端歩をつかない
端攻めの対策としては端歩をつかないのがいいと思います。
結局端歩をついてしまっているがために端攻めが成立するので、争点を与えないようにするのがいいのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
破壊力抜群の棒銀にも対策すれば、勝てる可能性は上がります。
確かにこれらの対策をしても相手にうまく指されると棒銀が成立してしまうこともありますが、
これらの対策を知っているだけでも勝率はアップすると思いますのでぜひ参考にしてみてください。
それでは将棋ライフを楽しんでいきましょう。