私は30代から将棋をはじめ、将棋ウォーズを初段になることができました。
そんな私ですが、苦労したのは振り飛車との対抗系に対する対策です。
有段者には四間飛車、三間飛車、中飛車といった振り飛車の使い手が多く、対抗系になりやすいので、
何らかの対策をしておかないとすぐにやられてしまいます。
今回は対四間飛車に対して有効な作戦「45歩早仕掛け」について紹介していきたいと思います。
それではどうぞ。
【将棋初心者必見】対四間飛車には45歩早仕掛けが有効
四間飛車に対する対策は
四間飛車に対する対策としては
- 45歩早仕掛け
- 46銀急戦
- 棒銀
- 鷺宮定跡
- 穴熊
の5つがよく挙げられます。
ただ自分としては46銀急戦と棒銀よりも45歩早仕掛けのほうが勝率がいいので、これが有効と考えています。
あと鷺宮定跡も有効だと考えているのですがこれは紙面上次に回します。
穴熊も振り飛車対策としては有効なのですが、いかんせん上級者向けで使い方をかなり細かにしていないと崩されてしまうので、
まずは45歩早仕掛けから学ぶのがいいと考えています。
45歩早仕掛けとは
下図(左)の基本図から45歩と仕掛けていくことから始まります。
この時注目してほしいのは相手の左の銀の位置です。これが43に上がっているのが仕掛け時です。
というのも43の銀が上がっていないと、△同歩▲33角成△同銀と進み銀で24の地点を受けられてしまうため、24歩の攻めが利かなくなってしまいます。
なので43銀という形になっているのが絶対条件になります。
△54歩▲37桂△64歩▲24歩△同歩と進みます。
そこで▲44歩△同銀▲45歩△同銀▲同桂と進み、
ここで後手からは2通り攻め方があります。
まずは△88角成。
こう来たらすかさず▲同玉△45飛となったらすかさず▲23角と打ちましょう。
これが後々攻めに効いてくるのと次の34角成で飛車に当たるのを見越しています。
もう一つは△同飛車です。
こう来たら▲33角成△同桂▲24飛と飛車を走りましょう。飛車成が見えてきます。
このようにどちらで来ても評価値的にもいい勝負なので、ここまでの進行は確実に暗記しておくべきです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
四間飛車に苦労されている方はたくさんいると思いますので、ぜひここで、45歩早仕掛けを覚えて勝率アップを目指してほしいと思います。
それではこれからも将棋ライフを楽しんでいきましょう。