私は30代から将棋をはじめ、この度将棋ウォーズで初段になることができました。
そんな私が、将棋の戦法で好きなのが角換わりと相掛かりです。
特に今回は相掛かりの棋書である「相掛かりの戦い方」を紹介していきたいと思います。
この本はあの深浦さんのお弟子さんである佐々木大地さんが書かれた本で、2020年と比較的新しい本です。
佐々木大地さんは棋聖戦と王位戦で藤井聡太先生と対戦し、大いに沸かせてくれたのが記憶に新しいですよね。
佐々木先生は、相掛かりをかなり得意とされており、実際棋書を読んでみるとその研究の深さが伝わってきます。
相掛かりの面白いのは、角換わりでもそうなのですが、序盤から離れると、ほとんど力戦系となり、将棋力がフルに試される戦法であるからと思っています。
振り飛車との対抗系のようにとりあえず美濃囲いに囲ってみたいなシステム的なものではなく、その局面、その局面で対応力が試されるとても奥深い戦法です(決して振り飛車が奥深くないとは言ってませんよ)
一手で形勢が大きく変わる戦法でもあるので、常に緊張感をもって指さないといけないというドキドキ感がかなり面白いです。
それでは、この本の内容ですが、まず特徴として最新形を網羅しているというところが挙げられます。
一時期藤井聡太先生が相掛かりにはまっているときがありましたが、その時のタイトル戦で現れていたような局面もしっかり解説されていたりします。
そのため4年前の本とはいえど、かなり完成度の高い本だと思います。
あと、最後の結果図が先手優勢な形になるところまでしっかりかかれているため、非常に安心できるし、勉強になります。
そしてさすが相掛かりの専門家だけあって、細かい変化についてもしっかり解説されているので、なぜこの手なんだろうという疑問は生まれにくい構成となっているのもポイントです。
また相掛かりでよく出てくる浮き飛車(84飛)、引き飛車(82飛)、85飛戦法のすべてについて網羅されているため、この本だけ読めばほかの相掛かりの本をあまり読まなくてもいいぐらい勉強になると思います。
そしてなんといってもありがたいのが。こんなにいい本なのにキンドルアンリミテッドのサービス加入で無料で読むことができます。
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こんなお得なことないですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
相掛かりはプロの間でもよく指されるだけでなく、アマチュアの間でも非常に人気な戦法の一つです。
そのため今回紹介した本を読めば、かなり棋力は向上し、序盤で負けにくくなると思います。
それでは将棋ライフを楽しんでいきましょう。